2026.7.28

プレス

福島県の「地域復興実用化開発等促進事業」に採択されました

株式会社WAKU(本社:福島県南相⾺市、代表取締役CEO:姫野亮佑、以下「WAKU」)の、酷暑などのストレスに負けない作物づくりを⽀える抗酸化成分「グルタチオン」の国産⽣産に向けたバイオプロセス開発と南相⾺市に集積するドローン技術を⽣かした散布向け製剤の開発‧実証に取り組む事業が、福島県の令和8年度「地域復興実⽤化開発等促進事業費補助⾦」に採択されました。

背景

近年の気候変動により、40度以上にもなる高温、極端な乾燥や長雨・日照不足止まらない複合的な環境ストレスが植物に過酷なストレスを与えています。。「WAKUFUL」は、生体内で中心的な抗酸化作用を担う物質「グルタチオン」を豊富に配合し、植物がストレスを受けた際に発生し、細胞にダメージを与える活性酸素の除去を補助します。

今回の採択事業に先⽴ち、WAKUでは既存製品「WAKUFUL-003」を⽤いた圃場実証を全国で進めてきました。埼⽟県‧ティー‧エスファーム での実証では、酷暑下でも慣⾏区と⽐べて収穫本数が36%増加。さらに、L規格以上に育つ割合が40%から100%へと向上し、「規格が上がることで収益性を⾼められた」との評価を得ています。群⾺県‧岩⼿県の産地でも、根張りの改善や軟⽩部の伸⻑など、⽣育改善の事例が報告されています。

概要

WAKUが拠点を置く南相馬市は、福島イノベーション・コースト構想に基づき整備された世界有数のロボット・ドローン開発実証拠点「福島ロボットテストフィールド」を擁し、震災以降、ロボット・ドローン関連の事業者が数多く集まっています。2026年1月には南相馬市と「みらいにつなぐ農林水産業を目指すための連携協定」を締結し、地域雇用や地産地消型サプライチェーンの構築を行っています。

本事業でWAKUが目指すのは、南相馬市に集積するロボット・ドローンの技術基盤と、WAKUが培ってきたバイオ技術を融合させ、省力化と安定生産を両立する新たな農業生産システムの研究開発・社会実装です。

限られた担い手で農業を続けるには、少ない作業回数で安定して散布できることが欠かせません。一方で、酷暑下でも作物が育つ耐環境ストレス性も必要です。WAKUは、この両輪を一つの生産システムとして設計します。具体的には、以下の3テーマに取り組みます。

  1. グルタチオン資材の国産バイオプロセス開発
    輸入原料に依存しない国産の生産プロセスを、微生物を活用して開発。安定供給と低コスト化を両立する次世代製品の実用化を目指します。

  2. ドローン散布に適した製剤体系の確立

    高濃度・低容量での散布適性やノズル詰まりの抑制、作物ごとの施用条件を検証し、地域のロボット・ドローン関連事業者との共創も視野に、大規模農業でも導入しやすい製品施用モデルを確立します。

  3. 再現性ある施用体系の標準化・マニュアル化

    作物ごとの施用条件・散布方法・評価方法を整理し、新規就農者や大規模経営体でも導入しやすい形に標準化。浜通りから全国へ展開可能な実装モデルへと磨き込みます。

今後の展望

現在、WAKUは南相馬市との連携を起点に、地域の生産者と既存グルタチオン資材「WAKUFUL-003」の圃場確認・実証を進めています。今後は、この実証で得られた関係性に基づき、ブロッコリー、ネギ、玉ねぎ、じゃがいも等の複数作物での新製品の試験についても実圃場試験へ展開していく計画です。

2026年度

研究フェーズ

既存資材の実証
バイオ技術による次世代製品プロトタイプの生産

2027年度

実証フェーズ

複数作物でプロトタイプの実圃場試験を実施

2028年度

実用化フェーズ

国産バイオプロセスによる供給網を整備
ドローン散布用製剤と使用方法のマニュアル化

2029年度以降

全国展開フェーズ

浜通りで確立した技術・運用モデルを全国展開

※上記は現時点での計画・目標であり、実証結果により内容や時期は変わり得ます。

会社概要

会社名 :株式会社WAKU

所在地 :福島県南相馬市原町区北原字巣掛場71-1 デイユースビル2階2号

代表者 :代表取締役CEO 姫野亮佑

設立 :2022年7月

事業内容:グルタチオンを活用したバイオスティミュラント・肥料の研究開発および販売

URL :https://wakuwakudriven.com

プレスリリースはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000163969.html