レポート
岩手・長ネギでのグルタチオン試験 ー 生育向上・葉枯れ抑制



普段スーパーで目にする長ネギ、選ぶときは長さだけでなく太さも気にしますよね?
店頭だけでなく、農家さんから長ネギを買い上げる業者さんも、同じように太さを見ています。
ところが、昨今の猛暑は生産者さんにとって大きな悩みとなっています。
気温が高すぎるとネギが太らず、規格を満たすことが難しくなるのです。
生産者さんの悩み
岩手県盛岡市・北上川沿いでネギを栽培する生産者さんも、同じ悩みを抱えていました。
「太らないと出荷規格を満たせず、収入が減ってしまう」
だからこそ、暑さに負けず、しっかり太らせる方法を探していたのです。
グルタチオンで「太り」を検証
7月上旬に行われた「みちのくクボタ アグリスマイルフェア2025」で弊社ブースにお越しいただき、その場で試験を行うことが決まりました。
7月中旬、ネギの肥大期前に1,000倍希釈したグルタチオンを一部の圃場に施用。
その時点では見た目に差はありませんでしたが、雨が降ったあとから生育に違いが現れ始めたとのこと。
1ヶ月後…
お盆も明けて朝晩が徐々に涼しくなってきた8月20日、北上川沿いの圃場に伺いました。
堤防の上から圃場を撮影した写真は以下のとおりです。違いがわかりますでしょうか?

正直、あまり経験のない私は最初違いがわかりませんでした。ですが、下まで降りてみると外見の違いが歴然。

対照区に比べ、グルタチオン区は葉先の枯れが抑えられていました!
その結果、堤防の上から見た写真もグルタチオン施用区(左側)が右側に比べて緑が濃く見えるかと思います。
また、地上部根本の太さにも違いが見られました。
グルタチオン区:直径2.3cm、2cmを超える株が多い
対照区:直径1.8cm前後、2cmに届かない株が多い
今後の見通し
今回お試しいただいた圃場は5月上旬に定植し、少々早く10月出荷で計画を立てていたそうです。
ですが、グルタチオンを与えたネギがしっかりと太ったことで、9月1日に出荷するよう予定を組み直したとのことでした。
「先に進めていた圃場が生育不良で出荷できるかわからなかったが、これならバイヤーにも怒られずに出荷できそう」
出荷が早まることで、
防除作業を減らせる
台風シーズン前に収穫できる
生産者さんにとって大きなメリットが生まれました。
生産者さんの一言
酸素供給剤や各種の肥料などを試してきた生産者さんから、こんなコメントをいただきました。
「いろいろ試してきたけど、ここまでテキメンに効果が出たのは初めて。
もっと早くから他の作物にも使ってみたい」
グルタチオンでニーズにしっかりと応えることができたと感じました。
私たちWAKUは、今回のような現場での成果を一つずつ積み重ねながら、
農業の未来を支える技術を広げていきます。
次のレポートもお楽しみに!
この記事を書いた人
Yuta Nakamura
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